森永乳業—第2四半期は原材料価格上昇が響く、独自のビフィズス菌が肉食時の腸内環境変化の予防を確認

公開日: : 注目トピックス 日本株

森永乳業<2264>は乳業大手であり、牛乳・乳飲料やヨーグルト、デザート、クリープ・練乳製品、チーズ・バター、育児・栄養食品のほか、宅配サービスや健康食品、介護食、流動食、衛生管理用装置などを手掛けている。1917年に日本煉乳株式会社として創業。2017年には100周年を迎える。

足元の業績では、2015年3月期第2四半期(14年4-9月)決算は、売上高が前年同月比1.6%減の3157.62億円、営業利益が同46.5%減の51.54億円、経常利益が同44.7%減の55.91億円、四半期純利益が同31.7%減の32.80億円だった。単体の売上高はチーズや牛乳類などが前年同期実績を上回ったが、ヨーグルト、乳飲料等、アイスクリームなどが前年同期実績を下回った。また、予想を上回る原材料価格の上昇や広告費の増加などが響き、減益となった。

15年3月期については、売上高が前期比0.5%減の5960.00億円、営業利益が同36.6%減の76.00億円、経常利益が同31.4%減の85.00億円、純利益が同17.4%減の40.00億円と、期初計画から下方修正。消費増税による販売数量の減少といった市場状況の見通しや、原材料・エネルギー価格の上昇が利益を押し下げ、売上高、各利益とも前回発表予想を下回る見込み。

なお、研究開発分野では、同社独自の「ビフィズス菌BB536」を配合したヨーグルトの摂取で、肉食で起こる腸内細菌叢の乱れが予防されることを確認したと10月に発表。ビフィズス菌BB536については、これまでの研究でも病原性大腸菌O-157の感染防御作用や、大腸がん発症の原因ではないかとの報告がある毒素産生型フラジリス菌の除菌作用を有していることが報告されている。同社は他にも母乳に多く含まれる成分「ラクトフェリン」入りのヨーグルト商品なども展開しているが、ヨーグルトの機能性に着目した製品や、のむヨーグルトなど商品形態の幅を広げ、今後ヨーグルト事業を拡大させる方針。

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