中国:広州で「亜硝酸塩」中毒発生、当局が原因を調査中

公開日: : 注目トピックス 経済総合

広州市の一般家庭でこのほど、家族6人全員が急性食中毒で病院に搬送されるという
事故が起きた。嘔吐物などから人体に有害な「亜硝酸塩」が大量に検出された。すで
に関係当局が調査に乗り出している。家族は外資系スーパーのカルフールで購入した
食塩を食べたのが原因と主張。自宅の台所などが検査対象となっている。中国新聞網
が16日付で伝えた。
亜硝酸塩はハムやベーコン、ソーセージなどに食品添加物として使われるが、1キ
ロ当たり30ミリグラムと安全基準値を規定。食塩中の含有量については、同1ミリグ
ラムと上限が定められている。今回の事故で発見された亜硝酸塩は50万ミリグラム
と、その50万倍にも達していた。
ただ、被害者宅の台所を調べたところ、開封されて別の缶に移された食塩には亜
硝酸塩が検出されなかった。同じカルフールから買ったとされる未開封の食塩に関し
ても、何の問題もなかったという。なお、6人の症状はその後全員回復に向かってい
る。
食品に詳しい専門家によると、「食塩を開封状態で長期間放置しても亜硝酸塩に
変化することはない。ただベーコンや漬物などの塩漬け食品をそのままにしておくと
亜硝酸塩に汚染される可能性がある」という。
見た目では食塩と変わりないものの、工業塩主原料の亜硝酸塩は人体に有害。工
業用塩は医薬や印刷、漂白などに使われる。重金属も含まれているため、摂取すれば
急性中毒やガンの発生リスクが上昇。1人が0.2~0.5グラム摂取しただけで中毒症状
が出て、3グラムを摂取すると死に至るとされる。

【亜州IR】

<ZN>

本記事は株式会社フィスコから提供を受けています。
著作権は株式会社フィスコに帰属します。

関連記事

no image

(中国)12月のHSBC製造業PMI(速報)は49.5、市場予想を下回る

HSBCはきょう16日、12月の中国製造業購買担当者指数(PMI、速報値)が49.5となり、前月の5

記事を読む

no image

政治から読み解く【経済と日本株】:玉木雄一郎氏「北方領土での軍事演習に対して」

衆議院議員の玉木雄一郎氏が「秋にプーチン大統領が来日し北方領土問題が大きく進展すれば、それは拉致被害

記事を読む

no image

中国政府:医療分野への外資参入規制を緩和、上海FTZでの100%出資を認める

国務院(内閣に相当)はこのほど、医療分野への民間資本の参入を拡大させるほか、外資の参入規制も緩和する

記事を読む

no image

中国の不動産市場:2008年に酷似、総値崩れの可能性も

中国の不動産市場が今年に入ってから低迷が続いている。一部では、世界同時不況が起きた2008年の流れに

記事を読む

no image

NYの視点:ルー米財務長官の中国訪問中はリスクオンか

ルー米財務長官は11-13日に中国を訪問している。長官はこの訪問で、たとえ経済が停滞したとしても人

記事を読む

no image

中国人民銀行が近く変動幅拡大か、人民元安は豪ドルなどに影響大

外国為替相場では中国人民元の下落が顕著になっている。この背景として4大国有銀行などによる不動産融資の

記事を読む

no image

(インド)14年度の成長率、5.5%まで加速も=ICRA

インドの大手格付け機関ICRAは最新リポートで、モディ新政権が今後は一連の景気対策や規制緩和を実施す

記事を読む

no image

安倍トレードの目標値=安倍第1次政権の高値124.14円/18290円

テクニカル分析では、ドル・円は、2012年2月に「斜行三角形」が完成したことで、目標値として、斜行三

記事を読む

no image

政治から読み解く【経済と日本株】:長島昭久氏「近江を制する者は天下を制す」

民主党衆議院議員の長島昭久氏が「曇天の滋賀へ。畏友・三日月大造候補、選挙戦最終盤の応援。近江を制する

記事を読む

no image

イオンがインド市場参入も、現地大手バルティと合弁交渉か

国内最大級のショッピングモールを展開するバルティグループが、フランスのカルフールか日本のイオンのどち

記事を読む

森永乳業—第2四半期は原材料価格上昇が響く、独自のビフィズス菌が肉食時の腸内環境変化の予防を確認

森永乳業は乳業大手であり、牛乳・乳飲料やヨーグルト、デザート、クリープ

エスプール—14年11月期営業益3.1倍、労働市場の需給逼迫で大幅超過

エスプールは14日、2014年11月期決算を発表。売上高が前期比23.

DTS—第三の柱の創出やグループ再編を加速

DTSは独立系の総合情報サービス企業。金融機関やNTT向けなど通信をは

東ソーは急反発、来期は9期ぶりに最高益更新との予想も

東ソーは急反発。三菱UFJでは投資判断「オーバーウェイト」継続で、目

東ソーは急反発、来期は9期ぶりに最高益更新との予想も

東ソーは急反発。三菱UFJでは投資判断「オーバーウェイト」継続で、目

→もっと見る

PAGE TOP ↑