USS Research Memo(8):中古車事業の影響で売上高下方修正だが利益据え置く

公開日: : 注目トピックス 日本株

■2015年3月期業績見通し

(1)業績概要

ユー・エス・エス<4732>の2015年3月期の連結業績は、売上高が前期比0.7%減の67,500百万円、営業利益が同1.0%増の33,000百万円、経常利益が同0.7%増の33,500百万円、当期純利益が同6.7%増の21,300百万円が見込まれる。期初の会社計画からは売上高で700百万円の減額となるが、利益ベースでは据え置いている。中古車等買取販売事業における上期の売上未達分を反映させた格好となっている。

セグメント別では、オートオークション事業の売上高が前期比0.9%増の49,919百万円と微増収となる見通し。オークション出品台数は前期比4.5%増の2,408千台、成約台数は同1.4%減の1,519千台を見込んでいる。手数料単価に関しては、出品手数料で販促施策の抑制などにより前期比で若干の上昇を見込んでいる以外は、前期並みの水準を想定している。

足元の月次データを見ると、2014年10月は出品台数が前年同月比4.3%増、成約台数が4.9%増と堅調に推移している。曜日の違いによる月間のセリ開催数の影響を除いた比較で見ると、出品台数が1.0%増、成約台数が2.2%増となっており、出品台数が計画よりも若干弱めで推移しているものの、逆に成約台数は計画を上回っており、全体で見ると計画どおりで推移する可能性が高い。出品台数に影響を与える新車販売台数の動向は11月も前年同月比で9%減とマイナス基調が続いているが、2013年が高すぎた反動であり、2012年の水準と比較するとほぼ同水準で推移している。今後販売台数が一段と落ち込むことは考えにくく、出品台数では今後も2013年をやや上回るペースが続くものと予想される。

中古自動車等買取販売事業の売上高は前期比9.4%減の10,533百万円を見込む。前述したように、新車販売の低迷が影響して買取台数が伸びないのが要因だが、8月以降はやや買取の環境も改善しつつあり、下期については減収率が縮小する見通しとなっている。

その他事業の外部顧客に対する売上高は、前期比2.9%増の7,047百万円を見込んでいる。このうち、中古自動車の輸出手続代行サービスは、円安を背景に同17.2%増と好調が続く見通し。一方、廃自動車等リサイクル事業に関しては、鉄スクラップ市況の軟化により、同3.9%増と増収率が鈍化し、廃ゴムリサイクル事業は同7.9%減と減収を見込んでいる。いずれも、保守的であり、計画から上振れする可能性があると弊社ではみている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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