今日の為替市場ポイント:日本の7-9月期GDP改定値は上方修正される可能性
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注目トピックス 市況・概況
昨日2日のドル・円相場は、東京市場では118円22銭から118円83銭まで堅調推移。欧米市場では一時119円29銭まで上昇し、119円25銭で取引を終えた。
本日3日のドル・円は主に119円台前半で推移か。米国株の上昇を意識してリスク選好的な円売りは継続する見込み。日本株が大幅に上昇した場合、1ドル=120円に接近する可能性がある。
8日に発表される日本の7-9月期国内総生産(GDP)改定値は、速報値-1.6%(前期比年率)から上方修正されるようだ。7-9月期の法人企業統計で、製造業の設備投資や在庫投資額が増加していたことが要因。改定値は-0.5%程度に上方修正される可能性がある。
しかしながら、米系投資家の間では、7-9月期の設備投資が増加したことで10-12月期の設備投資は横ばいか、減少する可能性があると予想されている。実質賃金は増加していないことから、個人消費の低迷は長期化するとの見方も少なくない。2014年度(2014年4月-2015年3月)の日本のGDPはマイナス成長になるとの見方が増えており、外国人投資家の間からは、日本株に対してこれ以上強気になれないとの声が聞かれている。
<KO>
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