高ROE銘柄の押し目は注目していきたい【クロージング】

公開日: : 注目トピックス 市況・概況

17日の日経平均は大幅に下落し、517.03円安の16973.80円(出来高概算28億8000万株)と終値ベースでは11月10日以来、5営業日ぶりに節目の17000円を割り込んだ。寄り付き前に発表された7-9月期の国内総生産(GDP、速報値)が年率換算の前期比で市場予想に反して1.6%の減少となった。消費再増税は先送りされることが確定とみられるが、予想外のマイナスによって景気減速懸念が強まってしまった。前場段階で17000円を割り込んだ日経平均は、後場には日銀のETF買入れ期待から下げ渋る局面もみられた。しかし、戻りの鈍さが次第に嫌気される中、円相場は1ドル115円70銭辺りと円高に振れているなど、押し目買いも入りづらい状況だった。

東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が全体の9割を占めている。セクターでは、繊維が唯一プラスだったほかは、その他金融の下落率が4%を超えたほか、保険、電力ガス、ガラス土石、陸運、建設、非鉄金属、証券、倉庫運輸の下落率が3%を超えている。

日経平均は一気に17000円を割り込んだことにより、戻り待ちの売り圧力が警戒されやすくなった。ただし、過熱感が警戒されていた中で、ボリンジャーバンドでは+1σまで下げており、一巡感も意識されやすくなる。SQ値は17549.60円と年初来高値を上回っている状況であるが、これをクリアするのは、ちょっと困難になりそうである。

ただ、日銀の追加緩和による需給が下支えとして期待される。また、来週からはJPX日経400先物の取引が開始される。改めてGPIF改革への思惑が高まりやすくなるため、高ROE銘柄への物色が強まりやすいと考えられる。大幅調整の中、先行き不透明感も意識されそうだが、高ROE銘柄の押し目は注目していきたい。

<KO>

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