Eストアー Research Memo(3):「システム事業」と「マーケティング事業」の2事業体制

公開日: : 注目トピックス 日本株

■会社概要

(2)事業の概要

Eストアー<4304>は2014年3月期現在、「システム事業」と「マーケティング事業」の2事業体制となっている。システム事業は「ショップサーブ」という、eコマース実現のためのクラウドによるASPサービスだ。事業モデルは、契約者からショッピングカートやサーバーのシステム利用料として月次料金を徴収するほか、決済代行手数料など売上高の一定割合を徴収するものだ。月次料金は固定制で安定的だが契約数を増やさないと増収とならない。しかし、競争環境激化で契約数を増やすことは簡単ではない。そのため同社は、契約企業数を伸ばすのではなく、契約企業の売上高を増収に導くことで自社の収入増大につなげるという方向に舵を切っている。

マーケティング事業は、集客、購買率向上などのコンサル、代行などだ。プレシジョンマーケティング社はEC分野以外の領域(見込み客獲得など)に対してインターネットマーケティングサービスを提供している。2013年3月期以降、同社本体でeコマース企業に対するインターネットマーケティングサービスの事業を本格的にスタートさせた。現在、このEC向けマーケティング事業は赤字であるが、中期成長エンジンと位置付けて先行投資中だ。EC向けマーケティング事業は、システム事業とのシナジーが見込めるため、合理的な事業戦略であると言えよう。

収益構造としては、現状ではシステム事業が収益源として定着している一方、マーケティング事業では赤字を計上している。これは同社本体によるEC向け広告事業の先行投資負担によるものだ。プレシジョン社は小幅ながら黒字が定着している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

<FA>

本記事は株式会社フィスコから提供を受けています。
著作権は株式会社フィスコに帰属します。

関連記事

no image

■FISCOアプリの銘柄選定:【本日の材料と銘柄】インバウンド消費が国内景気を下支え(5件)

この記事は、無料のスマートフォンアプリ「FISCO」に掲載された記事を転載したものです。 訪日する

記事を読む

no image

オハラがさえない、収益改善も想定より鈍いとの見方

オハラがさえない。前日には上半期の決算を発表している。営業利益は3.5億円で前年同期比10.7億円

記事を読む

no image

■FISCOアプリの銘柄選定:【本日のおすすめ銘柄】ダイセル、エアバッグ部品緊急増産へ

この記事は、無料のスマートフォンアプリ「FISCO」に掲載された記事を転載したものです。 ダイセル

記事を読む

no image

《注目銘柄を探る》持ち帰り弁当「ほっともっと」、全国2700店すべてで宅配サービス

持ち帰り弁当「ほっともっと」を展開するプレナスは、8月上旬までに全国の約2700店すべてで、宅配サー

記事を読む

no image

NOKは格下げでさえない、第1四半期決算は出来過ぎの感があるとの見方

NOKがさえない。JPモルガンでは投資判断を「ニュートラル」から「アンダーウェイト」に格下げしてい

記事を読む

no image

注目銘柄ダイジェスト(前場):コロプラ、三井不動産、東洋ゴム工業など

コロプラ:3195円(前日比-405円) 急落。前日に決算を発表、前9月期営業利益は236億円で前

記事を読む

no image

カイオム Research Memo(14):潜在市場規模の大きい抗体医薬品の開発により、収益が飛躍的に伸びる可能性も

■中期計画 (5)抗体医薬品の基盤技術ライセンス契約事例 抗体医薬品は前述したように、1品目当た

記事を読む

no image

不動産セクターが業種別上昇率トップ、不動産取引の増加などを評価材料視

不動産セクターが業種別上昇率トップ。東京駅隣接の大型オフィス「パシフィックセンチュリープレイス丸の

記事を読む

no image

ロームが年初来高値を更新、第1四半期決算は市場コンセンサスを大幅に上振れ

ロームが年初来高値を更新。先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は92.8億円で前年同期比5倍と

記事を読む

no image

スクエニHDが大幅反発、新タイトルへの警戒感後退や格上げで買い先行

スクエニHDが大幅反発。前日は、新タイトル「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」の返金騒

記事を読む

森永乳業—第2四半期は原材料価格上昇が響く、独自のビフィズス菌が肉食時の腸内環境変化の予防を確認

森永乳業は乳業大手であり、牛乳・乳飲料やヨーグルト、デザート、クリープ

エスプール—14年11月期営業益3.1倍、労働市場の需給逼迫で大幅超過

エスプールは14日、2014年11月期決算を発表。売上高が前期比23.

DTS—第三の柱の創出やグループ再編を加速

DTSは独立系の総合情報サービス企業。金融機関やNTT向けなど通信をは

東ソーは急反発、来期は9期ぶりに最高益更新との予想も

東ソーは急反発。三菱UFJでは投資判断「オーバーウェイト」継続で、目

東ソーは急反発、来期は9期ぶりに最高益更新との予想も

東ソーは急反発。三菱UFJでは投資判断「オーバーウェイト」継続で、目

→もっと見る

PAGE TOP ↑